水分の摂りすぎに注意せよ!


統合失調症の闘病生活において注意しなくてはならない事の一つに『水中毒に注意せよ!』という事があげられます。自分の生活を振り返ってみてください。普通以上に水分を摂りすぎてはいないでしょうか。このページではなぜこの様な事が起こるのかについて説明します。

私も長きに渡ってコーヒーや紅茶を日常的に飲んでいました。同病者の話を聞くとコーラが手放せないという人も多くいます。でも考えてみてください。私たちは病気になる前、そんなに頻繁に飲み物を飲んでいたでしょうか。

水分を摂りすぎるのは、多くの場合、薬が強すぎる為です。薬が強すぎると薬剤の血中濃度がとても高くなるので、それを不快に思った脳や体は、無意識のうちに血中濃度を下げようとします。水分を多く取れば血液が薄まり、薬剤の血中濃度は低くなります。統合失調症の人は、この効果を無意識のうちに欲している場合があるのです。したがって、私たちは喉が渇いて水を飲んでいるという訳ではないという事が言えるかもしれません。ここに注意しましょう。

水分の摂りすぎで薬剤の血中濃度が低くなってしまうと、医師が期待した服薬の効果が半減してしまいます。その結果、薬で抑えられていた精神症状がぶり返してしまうと、人から見れば病気が悪化したかの様に映る事でしょう。そして、ぶり返した症状を医師に相談すると、また薬が増えてしまいます。そうなると増えた薬の分をまた水で薄めようと無意識のうちに摂取する水分量が増えます。そういうことを繰り返していくと、薬の量は際限な増えていってしまうのです。これは良くありません。

この様な負のサイクルから脱するためには、自分に合った薬を見つけ出す作業が必要です。自分に合った薬なら、製薬会社が推奨する標準の維持量で十分効果は出るはずなのです。自分に合わない薬を、薬の力価に頼って、力技でねじ伏せようとするのは愚策です。病気が発症した初期の頃(急性期)には、陽性症状を抑える為にこの様な処方も止むなしとなる場合がありますが、それを漠然と継続する事はせず、その後は医師とよく相談をしながら自分に合った薬を見つけ出す作業が必要になります。

多剤処方を改め、製薬会社が推奨する適切な維持量での服薬なら、副作用を大幅に減らす事もできます。色々な薬を試してみて、自分に合った薬を見つけ出してください。

🔙 統合失調症サバイバー

投稿者:

長門志気

統合失調症で苦しんできたが、今は全ての症状が無くなり、ようやく穏やかな暮らしを送れる様になった。今後は衰えた体力と知力を取り戻していきたいと思う。統合失調症 / 放送大学・全科履修生 / 将棋初段 / Ingress RES A8 / Pokémon GO TL27